オレンジ
真実
[友達と弟の両方を取られた
みたいで少し寂しいなぁ~]
[それから、お互いに自分の
事は自分で話しなさい。
相手のことは相手から
聞きなさいよ。
美紀にも
同じこと言ってるからね]
夏樹には
それとは違う想いが。。。
テストも終わるとバスケに
明け暮れるいつもの生活に
戻るが、違うことがある。
彼女がいるということ
それから数ヵ月すると
乗り降りする駅も
2駅先に変わった。
部活のない帰りなどは
2人仲良く美紀の家まで
自転車をおして、
それから帰るようになっていた。
手を繋ぐまでで
進展といっていいかどうかの関係
美紀は女子高に通う2年生、
色白でショートカット
152cmのスレンダーな女の子
7歳から高校入学まで海外で過ごして
いたので英語は普通に話せるので
得意だが国語が苦手
夏樹に英語を教えるかわりに
国語を教えてもらう
夏樹とは2年になって同じクラス
部活を終えて駅に向かっていると
姉貴からのメールだった
[美紀の家にいるから迎えにきて
それからぁ、あんたの彼女が
いつもの買ってきてだってぇ^^]
駅から自転車で5分、
初めて家に上がった
勉強が終わるまでの間
夕飯をごちそうになる
勉強が終わったというので
部屋に入ると
ハンガーにかかった
ジャージの上衣が目にはいった。