オレンジ
もうひとつの想い
『まーくん・・・
今度の試合、
観に行ってもいいぃ?』
「来てくれるのぉ=!
嬉しいなぁ
姉貴にも言ってたんだよぉ
今度は美紀と一緒に
観においでよ! ってね」
『そっ、
そうなんだぁ・・・・・』
「なんかあったぁ?」
『うっ、ううん。
なんでもないよぉ~』
(なんか、わたし。。
気に障ることでも
言ったかなぁ?
最近、夏樹が冷たく
感じるのは気のせい
なのかなぁ・・・・・
うん、気のせい。。。。
気のせいだよね!)
「姉貴、いつも観にきて
くれるんだけどさぁ、
声かけられたり、
俺に紹介してくれとかで
有名人になってるんだよ~。
美紀も声かけられて
俺をふったりしないでよ」
『うん、あたしは大丈夫だよぉ。
今日も遅いのぉ?』
「明後日、日曜日が試合だから
ミーティングもあるしなぁ。
ゴメンネ!
試合終わったら
遊園地でも行こうよ!」
『うん!』