オレンジ
翌日、期待している自分を
感じながらコンビニへと
足が向かってる。
コンビニに入ろうとすると
肩をたたかれ、振り向くと
彼女が立っていて、
『これでいいよね!?
今日は遅いから冷たく
なくなったじゃん!』
そう言うと
バックの中から
オレンジジュースを
取り出して渡してくれた。
「ありがとう
こっ、これって・・・」
『ちゃんと払ってるよ!
シール貼ってるでしょ!』
初めて彼女の笑顔を見た。
「あのさぁ、」
話しかけると、
『ごめん!いつも遅いけど
今日はいつもより遅いじゃん!
電車が出ちゃうしぃ!』
そう言い残して
彼女は走り去った。