オレンジ

『ありがとう、楽しかったぁ』

「うん。 それじゃぁね」

幸せな時間を過ごしたのに

なにか先に不安を感じる美紀。

夏樹に水をさされたような感じで

イライラしながら帰る政弘に後ろから

『マーくん! はい!』

渡されたのは

あのジュースだった。




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