street love
「俺?今はいないな。別れたよ。先月まではいたけど…急に連絡来なくなって、そのまま自然消滅みたいな感じ?それで少し経ってから彼女、別の男と一緒に居たとこ見たし」

「はぁ…」

「でもこの間、久々にいいなぁって思える子に会ったんだ。一目惚れに近い…一瞬にして心奪われたって感じで話してみたら楽しいし元気かなぁ〜あの子」


窓の外の夜空の月を見上げて喋る響に政志は突っ込む。


「どーせ、またクダラナイ口説き入れたんだろ。呆れるな…全く」

「会いたいなぁ」

「多分、会えないと思うけどな」

「俺は彼女を信じてる。きっと会える…会いに来てくれるさ」


響の目はかなりキラキラして
完全に自分の世界へ入り込んでいる感じだ。


「勝手に言ってな」


一方、噂をされた美波は
くしゃみをしていた。
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