street love
その日の放課後。
一人で帰る事になった美波は
携帯電話のマナーモードを解除した。すると着信ありで留守番が一件入っていたので聞いてみると相手は響だった。
『俺…響だけど、今夜会いたい。今夜、久し振りに歌うから、前よく路上ライブしていた所に来てくれないかな。待ってるよ…美波ちゃん』
「ヒビキ君…」
その夜。
バレンタインデーなのに逆に呼び出されて、その場所へ行くと
響がアコースティックギターを、抱いて目を閉じたまま
切ないラブソングを歌っている。
付き合いだしてからは
余り聞く事のなかった久し振りの響の歌。
相変わらず良い声をしていた。
周りには数人の女の人が集まっていて、それから一端曲が終わると一人のキレイな女の人が響にバレンタインデーのチョコを渡した。それを見た他の女の人も
響に次々とチョコを渡す。
響は笑顔を見せていた。
(「あんなに女の子がいたら側に行けないよ。それに何だか、ヒビキ君がモテ過ぎてショック…」)
一人で帰る事になった美波は
携帯電話のマナーモードを解除した。すると着信ありで留守番が一件入っていたので聞いてみると相手は響だった。
『俺…響だけど、今夜会いたい。今夜、久し振りに歌うから、前よく路上ライブしていた所に来てくれないかな。待ってるよ…美波ちゃん』
「ヒビキ君…」
その夜。
バレンタインデーなのに逆に呼び出されて、その場所へ行くと
響がアコースティックギターを、抱いて目を閉じたまま
切ないラブソングを歌っている。
付き合いだしてからは
余り聞く事のなかった久し振りの響の歌。
相変わらず良い声をしていた。
周りには数人の女の人が集まっていて、それから一端曲が終わると一人のキレイな女の人が響にバレンタインデーのチョコを渡した。それを見た他の女の人も
響に次々とチョコを渡す。
響は笑顔を見せていた。
(「あんなに女の子がいたら側に行けないよ。それに何だか、ヒビキ君がモテ過ぎてショック…」)