street love

10.キミを愛してる(最終話)

バレンタインデーから
あっという間に7ヶ月程経ち

季節は秋。



今日は高校の文化祭で
美波にとってはこれが最後。

本日は2日目。一般公開の日で
響が来る事になっている。



「美波!こっち手伝って」

「OK!」



クラスの子に呼ばれた美波は廊下から教室の中へ入って行く。

美波のクラスは
カフェをやっていて
女子はウェイトレス姿で男性、男子はウェイター姿で女性を接客するシステムになっている。


交代時間まであと30分くらいだが響は現れない。



(「遅いなぁ…ヒビキ君」)

「美波?」

(「もうすぐ交代時間なのに…それに」)

「あっあれ見て!」

「え?」
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