青春のリグレット
出会う

『この店のカルボナーラ

絶品ですよぉ』

郊外にある小さな洋食屋


そう勧められて注文した

カルボナーラは最高に

旨かった。


「あれから大丈夫!?」



『はいっ!

楽になりましたぁ』



和哉は入社5年目

晶子は3年目で2人は

職場での先輩、後輩

とはいっても部署は違い

この4月に和哉は本社へ

転勤となった。


そんな5月のGW明けに

用事で本社に来た晶子を

見かけ、声をかけると

元気がない

「どうした?元気ないぞ」


『あのぉ、少し聞いて

もらっていいですか』



「もうすぐ昼だなぁ、

ランチ行こうかぁ?」


どうも、先輩と後輩の

人間関係で悩んでるようで

軽くアドバイスをした



それから数週間後、和哉が

会社の電話にでると

晶子だった


「誰に用事?」


『和哉先輩にですよぉ、

先日はご馳走様でした。

それで明日、用事あります?

お礼に今度は私がご飯を』



「それじゃぁ、遠慮なく

明日、ご馳走になるね」



時間と待ち合せ場所を

決めて、電話をきった


近くの駐車場で待ち合せて

和哉の車で洋食屋と向かった














< 1 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop