らぶずっきゅん



恭…………




恭かぁー……。









恭~キョウ~は私の初恋の人。そして………今でも私の好きな人。
恭とは幼稚園のころからの幼馴染でいつも一緒に遊んでた。








でも私が小学校2年生の時、お父さんがいきなり転勤になっちゃって……


まだ何の事だかわからない私は、そのまま引っ越してしまったんだ…。
引っ越してしばらくったってからわかったんだっ。
―――私、恭ちゃんが好きだったんだ―――って…………。





その時のクラスでやってくれたお別れ会で、恭ちゃんは人前なのにわんわん泣いてくれて……


今思えば、そんな些細なことだけでも嬉しいって思えるんだぁ。





あのときからもう10年近くも会ってない。




今恭ちゃんがどんな顔で、どんな声で、どんな恋をしているのかすら分からない……。









もしかして……
だから私の恋はいつも自然消滅で終わっちゃうのかなって最近思うんだ………。


まだ自分の中で恭ちゃんが忘れられないから、
自然と恭ちゃんと今の彼氏のことを比べてしまうんじゃないかって…………




そんなの最低なことだって分かってるのに…………





< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop