君と、ボール。
私はバスケ部だったんだ。

それで、君もバスケ部だったね。

君は男子のレギュラー。私は女子のレギュラー。
チームの皆で打ち上げとか行った時は2人でからかわれたっけ。

でも私は嬉しかったよ?
君は、イヤだったかな。

でも私はちゃんと皆に伝えてくれてるんだ、って舞い上がっちゃった。
バカな私はこんな些細な出来事でも喜んじゃうんだよ。

君の彼女は大変なことばっかりだった。


君の食べたいものを差し入れしたり。

ミサンガを作ってあげたり。

それから君のお母さんにも会いに行ったね。

でもこれからは・・・・・・。


私はそんなことしないんだ。
いや、しないんじゃなくて。



する必要がなくなっちゃうんだ。





だってもう。











お別れだから。




















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