ミッドナイト・スクール
……カツン、カツン、カツン。
廊下に三人の足音が響く。静まり返った深夜の学校内には、他には何の音も聞こえない……と、その時。
ピロリロリ。ピロリロリ。
突然、間延びした電子音が鳴り出した。
「うわ、やべっ」
和哉は上着のポケットに手を突っ込むと、慌てて携帯を取り出した。
「やべー、やべー。メールの着信音が大音になってたよ」
「笑い事じゃないぞ和哉。注意しないと、怪物たちに俺たちの居場所を教えるようなものだぞ」
後藤は和哉を注意した。
「悪い。着信、バイブにしとくわ」
「それで、メッセージは何て?」
横からユリが携帯の画面を覗き込む。
『約束忘れないでネ☆』
ユリが文章を読み終えると、今度はハイブで着信があった。
『明日TELシテネ☆ サキ寂しい』
「そういえば今日、こいつに電話する約束してたんだったな……はあ。外からこっちにメールが入っても、こっちから外へ連絡が出来ないなんて。なんでもどかしいんだ」
携帯をポケットにしまい、和哉は舌打ちをした。
廊下に三人の足音が響く。静まり返った深夜の学校内には、他には何の音も聞こえない……と、その時。
ピロリロリ。ピロリロリ。
突然、間延びした電子音が鳴り出した。
「うわ、やべっ」
和哉は上着のポケットに手を突っ込むと、慌てて携帯を取り出した。
「やべー、やべー。メールの着信音が大音になってたよ」
「笑い事じゃないぞ和哉。注意しないと、怪物たちに俺たちの居場所を教えるようなものだぞ」
後藤は和哉を注意した。
「悪い。着信、バイブにしとくわ」
「それで、メッセージは何て?」
横からユリが携帯の画面を覗き込む。
『約束忘れないでネ☆』
ユリが文章を読み終えると、今度はハイブで着信があった。
『明日TELシテネ☆ サキ寂しい』
「そういえば今日、こいつに電話する約束してたんだったな……はあ。外からこっちにメールが入っても、こっちから外へ連絡が出来ないなんて。なんでもどかしいんだ」
携帯をポケットにしまい、和哉は舌打ちをした。