流星ワルツ
「まっちゃん、紫苑気にしなくていいからさ!!話の続き!!」
「…さっき聞き捨てねえこと言ったよな」
あたしの嘆きは露知らず、流衣と音弥が話を進めてしまう。フルにシカトされるのはやだけど、あたしも気になる。
「だから、お前たち5人に生徒会を頼もうと思ってな」
だって、こんなこと、あたしたち5人が頼まれるわけない。(心とかは除いてね)
「どうして、1年生の私たちなんですか?」
「知らなかったのか?高等部の生徒会は推薦で選ぶ」
「推薦なんて、いつやったの!?」
そんな記憶全くない!!全然ない!!
「対象者は前年度の生徒会」
「そんなの、あたしたちの意思総無視じゃ」
まっちゃんは何故か勝ち誇ったように笑う。うっざいぞ!!まっちゃん!
「前年度の生徒会の奴等知ってるか?」
「今、3年生の神代先輩たちだよな?音弥」
「たしかな」
「神代たちが言ったんだ。『全員一致であいつらになりました』」
それを聞いた瞬間、あたしたちの足は高等部生徒会へと向いていた。