呪 い サ イ ト
更に幸恵を激しく揺さぶる莉音を、中々引き剥がせない私は後ろから羽交い絞めにした。
すると、
「やーめーてっ! 離してよぉっ!!」
と私は莉音に物凄い力で突き飛ばされ、床に尻餅をついた。
本当はまだ、力なんてろくにはいらないはずなのに……!
「体験してない優子にわかるの!? あの時の怖さ、辛さ、苦しさが……っ! わかんないでしょ!? ねぇっ!!」
莉音がこんなにも人に……私に直接感情をぶつけたところを初めて見て唖然とする。
莉音ってこんな人だったっけ……!?
実際、全て莉音の言っていることは正しくて、何一つ間違いなどなくて、私は何も言い返すことはできなかった。
「あぅああぁぅ……っ!」
ずっと揺す振られてる幸恵が、気分が悪そうな声を漏らす。
「・・・ゆっこ、ここは任してちょうだい」
ずっと黙って見ていた寧々が突然、口を開いた。静かな声だった。
すると、
「やーめーてっ! 離してよぉっ!!」
と私は莉音に物凄い力で突き飛ばされ、床に尻餅をついた。
本当はまだ、力なんてろくにはいらないはずなのに……!
「体験してない優子にわかるの!? あの時の怖さ、辛さ、苦しさが……っ! わかんないでしょ!? ねぇっ!!」
莉音がこんなにも人に……私に直接感情をぶつけたところを初めて見て唖然とする。
莉音ってこんな人だったっけ……!?
実際、全て莉音の言っていることは正しくて、何一つ間違いなどなくて、私は何も言い返すことはできなかった。
「あぅああぁぅ……っ!」
ずっと揺す振られてる幸恵が、気分が悪そうな声を漏らす。
「・・・ゆっこ、ここは任してちょうだい」
ずっと黙って見ていた寧々が突然、口を開いた。静かな声だった。