呪 い サ イ ト
発砲事件とは何?
朝会での校長の話をふと思い出した。
金曜日に市内であった発砲事件。生徒が撃たれて怪我を負ったらしい。
そういえば朝のニュースでもやっていたような気がする。まだ完全に覚醒しないままトーストを齧り、テレビをボーッと眺めていたのを頭の隅で記憶していた。
まだ犯人は捕まっていないらしい。全く、警察は何をしているのか……。この役立たず。
校長は「怖いですねえ」なんて呑気なことを言っていて、「お前が守れよ」と突っ込みを入れたくなった。もういい歳だから、守るのは無理か……。
もしかして……このことが関係しているのだろうか。また発砲事件が起こるのだろうか。
そして……またあの3人が被害者に。銃で撃たれるのだろうか。
もしそうならば……
「嬉しいな」
そう考えるだけで自然に笑みが零れる。あんな奴らはもう、友達だとは思えなくなってしまったのだ。
いつの間にか……優里と同じ考えになっていた。
もうどうでもいいか、そんなこと。むしろ優里が普通だったんだ。
莉音と幸恵なんて……死んじゃえばいい。じわじわと苦しんで……死んじゃえ。
「帰ろっかな」
一応見舞いには来た。わざわざここまでやって来た。
ただ……顔を見せなかっただけで。
朝会での校長の話をふと思い出した。
金曜日に市内であった発砲事件。生徒が撃たれて怪我を負ったらしい。
そういえば朝のニュースでもやっていたような気がする。まだ完全に覚醒しないままトーストを齧り、テレビをボーッと眺めていたのを頭の隅で記憶していた。
まだ犯人は捕まっていないらしい。全く、警察は何をしているのか……。この役立たず。
校長は「怖いですねえ」なんて呑気なことを言っていて、「お前が守れよ」と突っ込みを入れたくなった。もういい歳だから、守るのは無理か……。
もしかして……このことが関係しているのだろうか。また発砲事件が起こるのだろうか。
そして……またあの3人が被害者に。銃で撃たれるのだろうか。
もしそうならば……
「嬉しいな」
そう考えるだけで自然に笑みが零れる。あんな奴らはもう、友達だとは思えなくなってしまったのだ。
いつの間にか……優里と同じ考えになっていた。
もうどうでもいいか、そんなこと。むしろ優里が普通だったんだ。
莉音と幸恵なんて……死んじゃえばいい。じわじわと苦しんで……死んじゃえ。
「帰ろっかな」
一応見舞いには来た。わざわざここまでやって来た。
ただ……顔を見せなかっただけで。