呪 い サ イ ト
「ふぅ」
ようやく落ち着いた頃、もう一度メールを見た。
―――呪いサイトか……。でも結構面白そうね。
ウチはそんな軽い気持ちで、サイトを開いてみた。
「うわ……っ。目が疲れる配色じゃん」
そのサイトは漆黒の背景に、鮮血のような赤い字。上には大きく「呪 い サ イ ト」と
血が垂れたように書かれている。空いているスペースには真っ赤な鮮血がぶちまけられている。そんな悪趣味なデザインだった。
「呪いサイト?」
下にはこう書かれていた。このサイトのデザインに見合うようなことが。
〔このサイトでは憎い人を呪い、怪我をさせたり殺すことができます。憎い人の名前と、殺す方法を書いて「送信」をクリックしてください〕
「あははっ! 何これ~! 嘘くさいわ!」
そう笑ったものの、もし本当だったら?
それは藁にもすがりたい気分のウチに、微かな希望を与えた。
……谷村を呪うことができる! 殺すことができる!!
ようやく落ち着いた頃、もう一度メールを見た。
―――呪いサイトか……。でも結構面白そうね。
ウチはそんな軽い気持ちで、サイトを開いてみた。
「うわ……っ。目が疲れる配色じゃん」
そのサイトは漆黒の背景に、鮮血のような赤い字。上には大きく「呪 い サ イ ト」と
血が垂れたように書かれている。空いているスペースには真っ赤な鮮血がぶちまけられている。そんな悪趣味なデザインだった。
「呪いサイト?」
下にはこう書かれていた。このサイトのデザインに見合うようなことが。
〔このサイトでは憎い人を呪い、怪我をさせたり殺すことができます。憎い人の名前と、殺す方法を書いて「送信」をクリックしてください〕
「あははっ! 何これ~! 嘘くさいわ!」
そう笑ったものの、もし本当だったら?
それは藁にもすがりたい気分のウチに、微かな希望を与えた。
……谷村を呪うことができる! 殺すことができる!!