呪 い サ イ ト
「何が起こった!?」
「何なの、さっきの悲鳴!?」
クラスメイト達は状況が掴めず、
戸惑っていた。わかるのは、
この教室から凄さまじい悲鳴が
聞こえたことだけ。
「あれ、亜里沙の声じゃなかった?」
「だよね、それ思った!」
「なんか、どんどん悲鳴が小さく
なっていったよね」
「どっかから落ちたってことじゃない!?」
クラスメイト達はどんどん推理を進めていく。
この教室から外へ落ちる場所なんて、
1つしかない。・・・窓だ。
それに気付いたクラスメイト数名は、
窓から身を乗り出して下を見る。
「あ、亜里沙よ!! 亜里沙が……!」
「紺屋は窓から落ちたんだ!!」
その声によって、他のクラスメイト達が
次々に窓へと集まり、身を乗り出して
下を見る。その姿はまるで、多くの虫が
もぞもぞと蠢いているようだった。
・・・みんな落ちちゃえばいいのに。
そうしたら、みんな串刺し。
血が、血が、血が……大量に見られる。