呪 い サ イ ト
一人部屋に入り、一番最初にしたのは、通学鞄から携帯を取り出すことだった。
鞄の奥へと手を突っ込むと、携帯の手応えがあった。しっかり掴み、引きずりだす。
そして、画面を開けた。
『新着Eメール1件』
そう端に、小さく表示されていた。
「やっぱり届いていたわね」
受信箱へ直行し、新着メールを開く。
==================
件名:呪い実行完了
本文:呪いを実行しました。
死体を自分の目で思う存分、
ご確認できたことでしょう。
また裏切り者や邪魔者が現れたら、
どうぞご利用くださいませ。
==================
前の時も、メールが届いていたということは、今回も届いていると予想がついていた。