呪 い サ イ ト

「わぁ! 優子の水着かーわいいっ!」


「えー、そう? 莉音の水着も可愛いよ!」


 私と莉音の水着はセパレートタイプだ。
 私は黒地に白の水玉模様で、スカートにはフリルがついている。
 莉音の水着は、上が白地にピンクとベージュの水玉模様。下はベージュのキュロットだ。


「幸恵はカッコいいよねぇ」


 そう言った優里の水着もセパレートだった。サーフブランドのロゴがはいっていて、
スカートはデニム地。今は冬だが、夏らしかった。

 幸恵もセパレート水着だ。上は大きなエンブレムがプリントされていて、スカートは青のチェック。
 普段着と同じく、ロックテイストでキメている。


「やーん! 寧々超セクシー!」


「なんか恥ずかしい……」


 セパレート水着ではないのは寧々だけ。
 ビキニを着ているのだ。
 上から下へと、黄色のグラデーションになっている。スカートは横側で結んでいた。

 私達は水着のお披露目をしたところで、浮き輪に空気を入れ―――やっとプールへ行くことになった。




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