呪 い サ イ ト

「・・・既に十分は経ってる。助かるのかなぁ?」


 優里はくすくすと笑った。
 結局はどういう結果になるかを、知っているような顔をしている。

 ・・・どういうこと?


「3人は……死ぬの……?」


「・・・さーあね?」


 くすくすくす。私をはぐらかすように笑う。


「どうなの……!? ねぇ……! 教えてよ……っ! ねぇってば!」


「やーだね」


 ムカムカムカッ!
 優里の言葉に腸が煮えくり返り、


「―――人殺し!」


 思わずそんな言葉を発してしまった。
 優里は一瞬驚いたようだったが、すぐに不気味な表情へと戻る。


「やだ、失礼な。ウチはなぁーんにもしてないけど? ずっと優子と一緒にいたじゃん。三人はあの穴に勝手に入り込んだ。ウチは何も知らない、何も関係ないよ。勿論、優子もね?」
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