ひっきーの恋
わ、わっかんねぇぇぇぇぇぇぇ!!
うちは、
一つの大きな壁にぶち当たっていた。
それは、
勉強という壁だ。
今まで学校に来ずに、
遊んでいたというツケが
今来たと思う。
本気でわからない。
一次関数?
んなもん知るかっちゅーの!
絶望して、
勉強をほっぽり投げて窓の外を見る。
空を見ていても、
つまんなかったから、
さっきのように中庭を見た。
未だ黒い物体がもぞもぞしていた。
何してんの?
興味がそれ一つへ向いた。