ひっきーの恋
そのあとは適当に話を流して、
自分の席に着く。
そこで机に上にバックを置いて、
ふと気がつく。
あれ、今日、
護と会ってない?
昨日は玄関の前にいた護は
今日、いなかったし、
教室にもいない。
まさか、休み?風邪?
何故だか不安になる。
そして、
その不安が脳内でもやもやしていると、
HRの始まりの合図となる、
鐘の音が鳴る。
そして、
その音とともに走って入ってくるのは、
担任と、護。
どうやら、護は
ただ遅刻しそうになってただけのようだ。
いつの間にか
張りつめていた気持ちが
ゆっくりとほぐれ、
うちは、息をゆっくりと吐いた。