ひっきーの恋
「な、ななな、な・・・・!」
「「な」しか言えないの?面白いね。」
困惑してるうちに笑顔で
イラッとさせる一言。
しかも、うちの手をつかんだまま。
「とにかくさ?」
「・・・・・・・・・何。」
「また明日来てよ。」
「はあ?!」
いきなり突拍子もないことを言う。
そして手を離して、
「じゃーね。約束は守ってよ?」
そういって、そのままコンビニから
そいつは出て行った。
と、思ったら、
「あ、あと、今度ニキビに効く
いい薬教えてあげるよ。」
ドアをちょびっと開けて
またイラっとさせることを言ってきた。
「余計なお世話ですーーーーー!」
うちはニキビを隠しながら言った。
「あはははははははは。」
顔を赤くしてるうちに対して、
そいつは爽やかに、
嫌味たっぷりに笑いながら帰っていった。