ひっきーの恋

「はい。
昨日紹介するって言ってた
ニキビ予防の薬。」

そんなうちの気も知らないで
綺麗に包装された
少し小さい包みを出して
うちに渡した。

「ちょ、どんだけ綺麗に包んでんの。」

少し噴出しながらも受け取る。

「いいじゃん。
こーゆー風にしたほうが。
もらうほうも嬉しいじゃん?」

顔を赤くして反論してくる。

けっこう顔に出るんだ。こいつ。
弱点(?)発見。

「うん。すごく嬉しい。」

でも、そのままイジんないで
感想をいって、

「ありがとう。。」

小さくお礼をいった。

「どういたしまして。」

すると、そいつはさっきよりも
顔を赤くして言ってきた。

なんか見てて飽きないなぁ。
そいつの反応を楽しみながら
そう思った。

口には出さないけど。








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