ひっきーの恋
「じゃ、もう帰るよ。」
そういうと、
突然そいつはドアを開けて、
コンビニを出て行こうとした。
「え?ヤダ・・・。此処にいて!」
うちはそいつのあとを追って、
腕をつかんで、
帰るのを妨害した。
「どうしたの?突然。」
驚いた顔でうちを見るそいつ。
そんな事を言われたって、困る。
だって、
反射的にしてしまったことだから。
「帰ってほしくない」って思ったら、
気づいたら、後を追ってた。
「ううん。何でもない・・・・。
ごめん。驚かせちゃって。」
ちょっと笑うとうちは手を離した。