男子敵対復讐令!


「なんだよ!触らせろ!」


佐藤はあずさの服をつかみかかる。


あたしはとっさに立ち上がり、大声を上げようとした。



そのとき―



「あずさに触んじゃねぇーーーーーーーーーーーー!!!!!」


物凄い音を立ててドアを開き、男からあずさを奪ったのは常葉飛鳥だった。


その瞬間、あたしの我慢のストッパーが破壊され、あたしは佐藤の背中を後ろからど突いた。



「いってぇ…っ。何すんだ…。」


佐藤は床に倒れ込み、背中を手で押さえる。


ムシャクシャしたあたしはコップに汲まれたオレンジ―ジュースを佐藤に掛けた。





「ああ?何すんだはこっちのセリフじゃ!


黙って見てりゃウチの舎弟をずいぶん可愛がってくれたじゃねぇか。



ああ?あたしのこの怒りにどう落とし前付けてくれるのかなぁー?



ベイビーちゃん♪」



もぅあたし…制御不能。







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