男子敵対復讐令!



ファンの数は数え切れないほどあり、


ファンクラブは他校の人もたくさん入っているとか…。



そんな彼のあだ名は"ハートキャッチの王子"。




とりあえず、王子と呼ばれる人気者の彼があたしのメインターゲットである。





「監視してもあたしは計画を中止する気はないよ?」



あたしは目で朝倉さんの顔を窺う。



朝倉さんは顔色一つ変えずニッコリ笑う。



「いいですよ。私が阻止するんで☆


あっ、良かったら今日の放課後に野球部の部活を一緒に見に行きませんか?」



あたしの計画を阻止すると先ほど宣言ばかりなのにあたしを常葉飛鳥と接触させようとする。



何か…この子に裏がある…。



しかし、人気者である彼の周りにはいつも人がたくさん居るはず。



どちらにしろ彼の一人でいる時間を探らなければならない。



あたしは朝倉さんの誘いに乗った。


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