男子敵対復讐令!
嫌がらせ女誕生秘話
あたしはいつものように近所の図書館で計画を練る。
「フフフフフフフッ(不気味)」
今度はあいつを池にはめようか…
いやいやこいつを池にはめて
あいつは黒板消し落としの刑だな…。
ルーズリーフが見る見るうちに復讐計画で黒く染まって行く。
「あのー…。」
さっきまで一言も喋らずにあたしの復讐計画表を見ていた、目の前に座る久保田蘭が口を開く。
「なによー、今マジで盛り上がってたところなのにー。」
あたしがブーイングすると、蘭が困った顔で笑う。
「人に嫌がらせして楽しい?」
あたしはいつも蘭のその言葉の返答が出来ない。
あたしだって・・・
昔は恋愛してたんだから・・・。