男子敵対復讐令!


あたしは制服に付いた砂を払った。


「バナナの消費量が多いみたいだけど生徒会費用は大丈夫なのかしら?」


「あー、大丈夫大丈夫♪


なんか最近、副会長がバナナダイエットに目覚めたらしくその皮を貰っただけだから。」



正木悠太は笑顔で手をヒラヒラ縦に振る。



「で?あんたの狙いは何?」


「おっ、いきなりだねぇ~。もうちょっといろいろ聞かねぇの?


たとえば、"正木先輩ってカノジョいないんですかぁ?"みたいなぁ~。」



「生憎、あたしは男嫌いでね。あたしの復讐計画を真似したのなら分かるでしょ?


まぁ、下手すぎてあたしの真似をしてるのかすら分かんなかったけどね(ウソ)。」



フフフッ、あたし必殺の皮肉。


お味はいかがかしら?生徒会長さん。


しかし、正木悠太は無邪気な笑顔で返す。


「でも、引っ掛かったじゃん☆」


うぐっ。


それ言われたら終わりじゃん!?


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