男子敵対復讐令!
一気に良い返す言葉が無くなってしまった。
「俺さぁ、ついこの間まで"麗高のアンドーナッツ"って誰だか知らなかったの。」
正木悠太は笑ってまた手をヒラヒラ縦に振り、話し始める。
「んで、想像上の"麗高のアンドーナッツ"を思い描いてみたら
家計が苦しく援助交際が止むを得ない。
そして、高校生なのに成熟した体を持つようになり、
"ああ…私って哀れな女…"と思い、せめて同じ女子高生に
良い恋愛をしてほしいと密かに願う女の子っていうイメージが出てきたんだよ。」
どんな想像だよ。
つか…話聞いてみると…
「佐々木美咲に変な手紙を出したのもお前か!!!??」
「おう!」
正木悠太はあっさり認める。
「いやぁ~、常葉飛鳥くんって全校生徒の人気者じゃん?
その男子に泥を塗られちゃ学校の評判も落ちると思って。
止むを得なく名前を使わせてもらった!ごめんよ!」
軽く頭を下げる正木悠太。