男子敵対復讐令!
あたし今、思った。
この人が生徒会長で大丈夫か…?
「そうそう、それでこの前、君を見つけたの。
君、これ落として行ったから今回のトラップとして使わせてもらった☆」
ひらひらと落ちてくる紙はあたしが考えた"バナナの皮チーム"用の復讐計画。
だから、大量のバナナが・・・。
「っで、話戻るんだけど、あんた一体あたしに何の用?」
"あ~!忘れてた~!"と高笑いする正木悠太はポケットから一枚の紙を取り出してあたしに見せた。
「これ、前回までの美麗高校の中学生志願率。」
急に真面目な顔になった正木悠太。
「今年になってから男子の志願率が一気に減ってる。なんでか分かるか?」
正木悠太の問いかけにあたしは首を振る。
その反応に正木悠太は怪訝な顔をしてきっぱり言った。
「お前のせいだよ。」
へ・・・?