男子敵対復讐令!
「でも、相手がどんな奴か分かんねぇーんだよ。」
「生徒会長さんだもんねぇ…。なんかなんでも出来ちゃいそう…。」
「そうそう!学校の守るためなら生徒会費用とか全部使っちゃいそう!」
ダメだ…そう考えると無敵すぎる。
考え込む蘭が口を開く。
「ここは戦法を変えて相手の出方を見てみたら?」
「えー!何事も先手必勝よ!」
「なっちゃんの性格上そうかもしれないけど
今回の場合、相手は学校中を支配下にしている(可能性がある)。
そこで下手な事やったら飛んで火にいる夏の虫だよ?」
「うう…。」
蘭の言葉がやけに説得力がある。
「とにかくまずは相手の出方を見る。それしかないよ。」
「ラッ…ラジャー…。」
ちくしょぅ、ケンカを売られたのにまだ手出しできないなんて…。
正木悠太…恐るべし心理作戦!(まだ早い)