先生or生徒?!
佳奈恵、と小さく呟き、何かを探すように鞄をあさる圭。
そして、求めていた何かを見つけて鞄から腕を引き抜いた。
その手の中には、手の平サイズの小さな箱。
ドラマとかでよくみる、あの箱。
……中に指輪が入っているハズの、箱………。
「結婚、してくれないかな」
圭の繊細な指によって開かれた箱の中は、やっぱり指輪。
名前はよくわかんないけど、綺麗な宝石が散りばめられている。
「わたしなんかで、いいの…?」
わかんないよ。
圭がわからない……。
なんでわたしなの?
圭はカッコイイから、きっとモテるでしょ?
いくらでも女なんて、いるんじゃないの……?
「佳奈恵じゃなきゃ、だめなんだよ」
「……圭」
いつもそう。
肝心なことは言ってくれないのに、わたしを喜ばすようなことは言って。
ずるいよ。
「好きだよ、佳奈恵」
甘い、甘い圭のセリフ。
今の圭は、甘々圭だね。
圭の言葉は、わたしの思考を麻痺させてしまうよ。
「わたしも、圭が好き。……結婚したい……です」
そして、求めていた何かを見つけて鞄から腕を引き抜いた。
その手の中には、手の平サイズの小さな箱。
ドラマとかでよくみる、あの箱。
……中に指輪が入っているハズの、箱………。
「結婚、してくれないかな」
圭の繊細な指によって開かれた箱の中は、やっぱり指輪。
名前はよくわかんないけど、綺麗な宝石が散りばめられている。
「わたしなんかで、いいの…?」
わかんないよ。
圭がわからない……。
なんでわたしなの?
圭はカッコイイから、きっとモテるでしょ?
いくらでも女なんて、いるんじゃないの……?
「佳奈恵じゃなきゃ、だめなんだよ」
「……圭」
いつもそう。
肝心なことは言ってくれないのに、わたしを喜ばすようなことは言って。
ずるいよ。
「好きだよ、佳奈恵」
甘い、甘い圭のセリフ。
今の圭は、甘々圭だね。
圭の言葉は、わたしの思考を麻痺させてしまうよ。
「わたしも、圭が好き。……結婚したい……です」