執事の恋は、甘く心をふるわす〔前〕
「まだ…仕事がごさいます」


「そうだね、では近衛家の仕事は終わりだ。これからの時間は、当主である私に使えなさい」

二人だけのプライベートな時間だと言われ、ぎゅっと腰を抱き寄せられる。

「瑞希は私の忠実な愛人、だろう…」と耳元で囁かれる。

「愛人…」そう僕は金で買われだ。
近衛は僕に愛情は無い、ただの玩具、気が向いた時のおもちゃに過ぎない。
だけど近衛のセックスは酷く甘い…まるで恋人にするように…だから近衛を拒みきれず、近衛に抱かれてある。


執拗なまでの愛撫に、僕は溺れてしまっている。

旦那様は、ズルイ…


僕は、深みに沈みながら…近衛との関係を続けている。
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