山田丸★ころがり系
「今!?」


「そうですよう。連絡網で言われたんです。脱いで待機って」


「まさか」


「そのまさかですよ」


「そ、そうなんだ。参ったなあ……」


「恥ずかしがることないですよぅ」


「パンツになって靴下と靴を履いて待っているようにって、本当に言われたのか?」

トキオは何故だか、疑っているようだ。


「僕のこと信用してくれないんですか」

思い切って聞いてみた。


「まあね」

トキオが答える。


「そ、そんな!」


「ごめんごめん。でも、さすがに、これは信じられないなあ」


「僕は嘘はつきません!だって、嘘なんてついて、僕にどんなメリットがあるって言うんですか」


「メリット……確かに……」


「僕はここでこうしてパンツになっている。これが僕の答えだ」


「う……うん」


「それに、トキオ先輩のほうが年上だけど、ころがり歴は僕のほうが長い!」


落ちた……。

トキオの表情が変わった。


「そうだね。よく考えてみたら、山田丸が俺を騙そうなんて考えるはずがないよ。疑って悪かった」


トキオはそう言うと、Tシャツを脱いだ。
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