山田丸★ころがり系
悲鳴が聞こえた。
気付くと、僕の目の前に、めるとナナフシが立っていた。
悲鳴を上げたのはめるだ。
見られてしまった。
「めるたん、違うんだ!ごかごか誤解だ!」
僕はおろしかけていたパンツを上げて立ち上がった。
ナナフシはまるで汚いものでも見るような目で僕を見ている。
「騙されたんだ!僕は!ねぇ、トキオ先輩!」
そう言ってトキオを見ると、彼はちゃっかりと服を着込んでいた。
なぜか、トキオまで僕を冷たい目で見ている。