if Infinity
「オーケー オーケー チョー オッケー♪」


「こいつ、テンション上がり過ぎだろ」


「言ってやるな坂内よ、こいつは男子校か工業高校の男子並に女子に飢えてるからな」


「・・・・・。(哀れな奴・・・・)」



食堂で席を確保できた勇輝、翼、北條、彩音、由衣は各人とも注文を終えて、男女向かい合う形で席についていた。


「しっかし、結構広いな、この食堂」


勇輝の言葉に彩音がつづく


「学校のパンフ見なかったの?この学校の食堂、下手なファミレスより広いそうよ?」


「へぇ~。2階部分にもテーブルあるみたいだったしなぁ~」


会話に便乗する形で翼が入る


「ねぇ、勇輝?」


彩音はBランチについていたパンをいったん皿に乗せて話し出す


「何だよ?」


「あんた、この娘の事、わかる?」


そう言って、由衣の肩に手を掛けて、ずいっと前に突き出す


「あ、彩ちゃん!?」


おどおどして、慌てる由衣


「わかるって・・・・えと、同じクラスの・・・えっと・・・」


勇輝が名前を思い出せずにいると、由衣が


「あ、あのっ 私、同じクラスの早川 由衣れふっ!」


(噛んだ・・・)おそらく、その場にいた全員が心の中で思っただろう


「あ、あぁ、早川さんね、俺は坂内 勇輝、ついでだから紹介しとくと、右隣のこのニヒルが北條 煉哉、そして左のこの変態が斗賀野 翼ね」


「坂内!! ニヒルとはこんな顔か?」


北條がニヒルな笑い顔をして見せる











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