if Infinity
「私、あなたのこ事、好きなの!いや、ちがうなぁ あたし、ずっと好きでした、ん~?自然に聞こえないな~」


『ん?これは、俺の夢か?ZZZZ』


「大好きなの♪ ん~ 大好きだよ♪ いや、このカットだとこっちの方が最適かな~」


『あれ、俺、まだ夢の続き見てんのか・・?』


徐々に夢から覚めた勇輝は、目の前の女の子が独り言をぶつぶつ言いながら、漫画らしきものを描いていることに気付く


「んん。。。あ、さっきから聞こえてたのは夢じゃなくて、君の独り言だったのか」


寝起きで籠り気味の声の勇輝


「はわっ?!」


目覚めた勇輝に独り言を聞かれ、赤面する女の子


「お、漫画描いてるんだな、ちょっとみせてくれよw」


「え!? だ だ だ だめですよぉ//////」


「えぇ!? 良いじゃん 少しくらい 漫画は人に読まれるためにあるんだぞw」


そういう、勇輝の言葉に納得してからか、途中までしか描けてないと言いつつ原稿を貸してくれる


「あ、あの どおですか?」


女の子が上目遣いで恐る恐る聞いてくる


「あぁ、うん。普通に面白いと思うよ、特にヒロインの女の子の心理描写がかなり丁寧に表現できてるしね~」


「本当ですか!? 男子から見ても不快だったり、読みにくかったりはないですか!?」


「あぁ、テンポも悪くないし、表現も不快には感じないな。読み手に次のページ、次のページと、先を読ませたくなるような良い展開だよ」


勇輝の言葉に彼女は素直にお礼を言う


「しっかし、絵が上手いもんだなぁ~プロみたいだぞ」


「え? そんなことないですよ///// 部には私より上手な人いますし」


「部ってことは、漫研なんだ?」


「はい、入学前の春休みから通ってるんですよ」


「へぇ~春休みからか~ 家で描くのと変わらないんじゃないの?」


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