if Infinity
「見てはないんだが、とある情報筋からのタレこみでな」


「アテになんのか? 期待するだけして実際来た女ががっかりだったら俺、今日授業6
時間目まで受けられないくらい、心にダメージ来そうだ( ̄Д ̄;;」


「お前は授業受けたくねーだけだろ!」


翼が勇輝に突っ込む


「まぁ、お前たち 落ち着け~いぃ! 話が先に進まん! 斗賀野、具体的にはどんな美少女なんだ?」


「あぁ、実はだな、その子は・・・」


ガラッ


教室のドアが開き、伊集院が入ってくる


「みんなの中にも、もう知ってる者もいるだろうが、今日ウチのクラスに転校生が来る事
になっている。なぜ、入学2日目からと思うだろうが、実は入学初日からウチのクラスの仲間になる予定の子だ。 なんでも、家の都合で引っ越しが遅れたそうだ。」


伊集院が事情を説明していると


「だったら転校生じゃなくて、遅れてクラスに合流するだけじゃねーの?」


今日も見事なツンツン頭の『壇 喜一』(だん きいち)が突っ込みを入れる


「良いじゃねーかよ、転校生だろうと遅れ合流だろうだろうと! 今日から俺らのクラス
メートだろ?」



口は悪いが、壇達のグループのリーダー格の男、『竜河 真也』(りゅうが しんや)が口をはさむ


「ふん、相変わらず壇は細かい事を気にする器の小さい男だな」


そういって、鼻で笑い手足を組んで態度のデカイこの男は『財前 直樹』


「誰が器が小せぇだぁ?! ぜんざいは黙ってろよ!」


壇が財前に文句を言う


「うるせぇ!!!」


机を思いっきり叩く竜河、それによりしずまるクラスと2人


「あ、わりぃ でけー声出しちまって」


竜河がそう言った瞬間教室の後ろのドアから1人の生徒が入ってくる




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