if Infinity
「あ、あれ??坂内くんどうしたんだろ??」


由衣が心配そうに言う


「大方、妹のひなちゃんが勇輝に制裁を加えたんじゃないの?」


「えぇ!? 彩ちゃん、制裁って!?」


そんなやりとりをしていると


「あぁ~!! ぜんざい、てめー何してやがる!」


壇が大声を上げる


「ぜんざいではない!! 財前だ!!」


「んなことはどうでもいいんだよ!!なんでケーキ焼く時からフルーツ盛ってんだよ!」


「俺が好きだからだ!文句あるのか!?」


「財前。フルーツを盛るのは最後だ、ケーキを焼く時にフルーツも一緒では、フルーツは水分を失って、しなってしまうぞ」


一成が冷静に言う。


「何で早く言わんのだ!!」


財前が大声で叫ぶ


「んなこと、普通分かるだろうが!」


壇が言う。


「ん?あわわ>< 風見くん!壇くん!そっちのコンロのチョコが煙吹いてるよ!」


由衣が慌てて言う。


「あんた達何やってんの!早く、火消しなさいよ!」


彩音が指摘し、一成が火を消す


「・・・・。少しお前達は落ち着け。ふざけていてはいつか取り返しのつかない事になるぞ」


「まったくだぜ、財前も一成を見習えよな!」


壇が言う。


「何だと!?俺のせいにするな!!」


そんなやりとりをみて由衣がうなだれる


「あぅ・・・。坂内くんと同じ班だったらもっと楽しくできたのに・・・。」


「・・・。由衣。。。あんまり、変わらないかもね;」


そう、ため息交じりで言う彩音だった。
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