if Infinity
「ん?白瀧嬢、何か知ってるのか?」


北條の目が光る。


「えぇ、家庭科の授業後、羽月さんが勇輝に噴水公園に来るようにいってたわ」


「ほほう」


北條がニヤリとする


「えぇ~!? そ、それって、告白ってことか!?」


翼も興味津々と言った感じで、話しに割り込んでくる。


「さあ? だけど、大切な話がどうとか聞こえてきたわね」


「マジかよ!! てか、なんで勇輝ばっかりモテるんだ? おかしくね!?」


翼が北條と白瀧に嘆く


「モテるのは、他人より、多くの女子に認められる存在であり、高感度が高いからではないか?」


北條が言う。


「ちげーよ! そういう理論っぽいのじゃなくてさ~ ずるくね?って意味だよ! なぁ白瀧ぃ~ 俺と北條と、勇輝。女のお前からみて、仮に付き合うとしたら誰選ぶ?」


「そうね、考えるまでもなく勇輝ね」


即答だった。


「まじかよ・・・。じゃ、じゃあ もし、俺が白瀧の彼氏だったらどんなことしてくれる!?」


翼がなおも食い下がる


「斗賀野、話がずれてるぞ」


北條が言う


「んじゃさ~なんで、白瀧は勇輝を選ぶんだ?」


「そうねぇ、まず、比較対象が斗賀野と北條だしねぇ」


「んじゃ、比較対象が俺らじゃなくて良いから、なんで勇輝が評価高いか教えてくれよ><」


翼が詰め寄る


「鬱陶しいわ。 あんまり顔を近づけないで。でも、そうね、勇輝の評価が高いのはいくつか理由があるわね」





< 44 / 90 >

この作品をシェア

pagetop