if Infinity
「なんちゃって」


白瀧がその場にそぐわないセリフをはく


「え??」


翼と北條の声がハモる


「バカね。最初に言ったでしょ?好みには個人差があるって。さっきのはそれらしく私が言って、あんた達をからかっただけよ」


白瀧が含み笑いで言い放つ


「ちょ、俺、本気にしてたんだぞ!? これからは勇輝からモテるカリスマセンスを伝授してもらおうかと思ってたのに!!」


「ふふふ。斗賀野はからかい甲斐があるわね」


「ひでーよ~人権侵害だぁ! 訴えてやるぅ~;;」


翼がわめいていると。。。


「・・・。白瀧、さっきのは確かに一般論かもしれんが、実はお前が坂内に思っている事なのではないか?」


そう、北條が耳打ちしてくる


「ふふふ、どうかしらね?」


そう、笑い返す白瀧だった。


「くそ!! こうなったら北條! 白滝! 行くぞ!!」


翼が大声をあげる


「行くってどこへよ?」


白瀧が首をかしげる


「噴水公園か・・・・。」


北條がぼそりと言う


「ご名答!」


翼が歯を見せて親指を立てて見せていた。

< 46 / 90 >

この作品をシェア

pagetop