if Infinity
「良いからおとなしくしてろって!それとも、ここで遊んでもらいたいのか?w」


小太りの男が由衣の顎をつかんで顔を近づけ、制服を無理やり引っ張りはだけさせる


「い、いや・・・!!」


「たくっ、彩音の奴・・・いったいなんだってんだ、・・・ん?あれ、早川さんじゃねーのか!? あの男達・・・・。」


そう言って由衣の元へ走る勇輝


「オイ! お前ら、何してんだ!!」


勇輝の声に3人が振り返る


「あん? この子の彼氏君登場ってか??」


高杉が暴れる由衣の髪の毛をつかみ言う


「!?」


制服の前ボタンとホックが無理やり引きちぎられているのに気が付く勇輝


「へ、別にわざとじゃねーんだぜ? この女があんまり暴れるから服掴んだら引きちぎれちまっただけだっつーの。なあ?」


高杉がわるびるわけでもなく、他の2人に聞く


「へへっ まぁ、お陰で良いもん見せてもらったんだけどなw」


「お前らぁぁぁー!!」


1人で突っ込んでいった勇輝が細身の男を殴りつける


ガッ!!


「山崎!」


放った拳は細身の男の顔面を捉え、一撃でノックアウトさせる。


(・・・。つっよ! 勇輝ってあんなに強かったの・・・?)


繁みの中で様子をうかがっていた彩音が、いつもと違う幼馴染に驚く


「っく・・・ どうします?高杉さん・・・。山崎さんって、ボクシングしててめちゃくちゃ強いって聞いたのに・・・。」


小太りの男が高杉に言う。


「うっせー! 黙ってろ!」


声を荒らげる高杉



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