if Infinity
「馬鹿か?お前ら。 ボクシングやってるイコール強いなわけねーだろw 体格違う相手ならプロがど素人に負けても不思議じゃねーんだよ。 ましてや、ルールのない喧嘩じゃ、尚更だ」


勇輝はそう、語りながら2人の元へ歩み寄る


「・・・・。ふん。ルールがねぇ、か。 だったら、そこ動くんじゃねーよ、色男さんよぉ!」


高杉が大声を上げる


「た、高杉さん、あいつがそんな事、聞き入れるわけ・・・あ!」


「そうよ! こっちには、この女がいるんだよ。オイ、色男、これから少しでも動いてみろぉ! この女の制服、この場で全部はぎ取ってやるからな? あぁ!?」


「・・・。ちっ きたねーやつらめ。。。。」


「えぇ!? それじゃあ、勇輝達はあの男達に手だしできないじゃん! あいつら、どこまで悪役なのよ!」


繁みの中の彩音が興奮気味に言う。


「なんと言われようが構わねーよ!! 無抵抗なお前をぶっ飛ばせるならなぁ!!」


「ゆ、ゆうきくん! 私の事は気にしなくて良いの、良いから・・・」


由衣が涙目で必死に訴える


「余計な事言ってんじゃねーよ、女ぁぁ!!」


バシッ


高杉が由衣の頬を思いっきりぶつ


「っっっつ・・・」


紅く腫れた由衣の頬、口からは血が滲みでてくる。


「っく! 貴様ぁ・・・・」


「オイ、下山!この色男にたっぷり礼してやれや!」


「了解っス高杉さん! へへっ 動くなよ~?w  あの女の下着姿を晒されたくなかったらなぁぁ!!!」


ガスッ


下山の蹴りが勇輝の腹をとらえる


「うぐっ」


「おぉ~ まだ、立ってやがる。なら、これでどうだぁ~?」


バキッ



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