if Infinity
「それなら、私の代わりにクラス分け掲示板、見てきてくれませんか?」


・・・・。わーいw 仕事が増えちゃった♪ てへっ(●´ω`●)ゞ


心の中でため息をついた俺は、目の前の少女に頷き掲示板への道のりを進めていくのだった。


「えっとぉ、一年の白瀧 雪乃だったな・・・・」


ようやく掲示板を目視できるポジションにたどり着いた俺は、自分の名前を探す


(まずは自分の名前から・・・・・おっ Aクラスだ。サクッと見つかってよかったぜ
で、白瀧だったな。。。。ん?こいつもAクラスか。って、ひなもか・・・そういや、坂
内に白瀧だし名前近いもんなぁ)


名前の確認を終えた俺は白瀧の姿を探していた。


「あ、やっと見つけた!」


職員口前にある、池石に腰を掛けている白瀧を見つけ、走り寄る


「そういえば、どこで待っているか言ってませんでしたね」


「だな;あ、お前俺と同じAクラスだそうだ」


「え?」


「ん?」


「あなた、一年生なの?」


「あぁ、そうだが、俺、そんなに老けて見えるか?」


「うぅん、ただ、一年生からそんなラフな制服の着方してる人ってそういないだろうし」


確かに俺はブレザーのネクタイをしていない。正しくは今朝、結んでいる余裕がなかったのだが


「あ、あぁ 結べなくてな」


ポケットの中にくしゃくしゃに丸めて入れていたネクタイを取り出して見せる


「ふぅ、貸して」


そう言って俺からネクタイを引っ手繰った彼女、白瀧雪乃は背伸びしてやりにくそうにネクタイをしめてくれた


「ん、んん。。。 ねぇ、貴方、名前は?」


背伸びしてふらふらしつつ俺の名前を聞いてくる


「坂内、勇輝」





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