if Infinity
「・・・。それじゃあ、代わりの物はないの!?」


胸元を隠し、しゃがみ込む


「ハンカチなら・・・ あ、ねーな。んじゃ、今日、家出て散歩してた時に貰ったポケットティッシュなら」


そう言って、ポケットから取り出す。


「それで良いわ、かして! そして、あなたは後ろ向いてて」


「後ろも何もお前俺の手のひらの上だろ」


結局、こっちを見るなと言う事で同意を得た。


「もう、良いわ」


「う!? ティッシュのドレスか」


「うまいものでしょ?」


「まぁ、それはさておきお前は何者なんだ?その身体の大きさに、文明の発達した星だとか言ってたが、宇宙人なのか!?」


「じゃあ、1つづつ片づけていきましょ。まず、私は人間です。身体の大きさはこれが通常モードで、ある程度なら自由に大きさを変えられるの。 あなたくらいの大きさにならなれるわ。」


「そして、私は宇宙人でもあるわね。でも、私から見たらあなたも宇宙人よ。同じ星の人でない限り、互いに宇宙人であり異星人よ。」


小人の女の子はそう言いつつ、指をさしてくる


「な、なるほど。じゃあ何故、地球に来た?そして、そして、何故カプセルの中に入ってた?」


「地球?あなた、地球人?じゃあ、ここは地球なの!?」


「あ、あぁ お前、地球を知ってるのか?」


「知ってるも何も、私は地球人の血が流れているわ。半分だけだけどね」


「半分?ハーフってことか」


「そw 地球とアス星のハーフの人間よ。あなた、名前は?」


「え?坂内、勇輝だが。」


「変わった名前ね。私はシャルロットよ。姓の方は親も身寄りもないからないの」


「・・・そうか、ではシャルロット、何でそのアス星だとか言うハーフがここに?カプセルについてもわからんのだが」


「シャルで良いわ。まず、さっきは地球って言ったけど地球その物は、私の世界ではもう、ないの。」



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