if Infinity
「・・・。ひな、ありがとな。指の保養になったぞ」


自分でも意味わからないこと言ってるなと自覚する勇輝


「あぅ、うん。私も、久しぶりで、嬉しかった・・・」


「え?」


「ううん>< なんでもない! 私、夕飯の支度始めちゃうね」


そう言うとそそくさと部屋を出ていく


「計画通り!!」


そう、思わず口にする勇輝にシャルロットが付け加える


「人間ってオモシロ」


「って、なんでネタ知ってるんだよ!」


「この時代におけるアニメは全盛期と言われて、私達の世代でも根強い人気があるのよ」


ベッドの下に隠れていたシャルロットが姿を現す


「はぁ・・さいですか・・・」


PM10時、食事と風呂を終えた勇輝は自室の机に向かっていた


「あれぇ~? 勇輝、突然机に向かって勉強なんて、どうしたの?お風呂で私のセクシーボディみてのぼせたんじゃないの?」


「見てねーよ、バカ。 あと、そんなこと言うならもう、風呂入るの1人で何とかさせるからな?」


そう言って、シャルロットの額にデコピンする


「あたっ もぅ、痛いじゃない! あと、レディからお風呂取り上げるなんてサイテーよ!?」


「はいはい、お人形さんレディねぇ~」


「人形言うな! あ、でも 洗面器風呂も良いものね♪ 泡いれて泡風呂にもできるし♪」


「まぁ、確かに実際の風呂を泡風呂にすると次の人とかアレだしなぁ~」


「うんうん♪洗面器ならお手軽♪あ、今日からずっと私、泡風呂ね?w」


「はいはい、わかったから少し静かにしてくれ、勉強に集中できん。」


そう言って、勇輝の肩に座っているシャルロットを掴み机に置く


「あわわ、って、いきなり掴むなぁ!びっくりするでしょ!? で、何で勉強なのよ?宿題にも見えないけど」



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