if Infinity
そう言ってアルバムを勇輝へ手渡す雪乃


「マジだ・・・。写ってるんはみんな可愛い子ばっかりだな。この写真とか可愛い子以外はボカシが入ってるし」


「ふぅ、真性のバカね」


するとそこへ本命がやってくる


「坂内!お前、何勝手に俺のアルバムを見てる!」


「うは、先生!」


「うは、じゃない!」


伊集院は勇輝からアルバムを取り上げ椅子に座る


「先生・・・?盗撮・・・??」


雪乃が含み笑いで言う


「バ、バカな事を言うな! 俺は美しいものを記録しているに過ぎん!断じて盗撮などではない!!!」


「ものは言い様ね。それで、私達先生に話しあって来たんですけど」


雪乃がアルバムから伊集院へ目を向ける


「どうした?また、坂内からいじめられたのか?だったら、俺が優しく抱きしめてやっても・・・」


「違うの。私達、学校辞めます」


「え!?」


勇輝と伊集院の声がハモる


「実は私達・・・できちゃって・・・・/////」


雪乃が顔を手で覆い恥ずかしげに言う


「ほ、本当か白瀧!?」


伊集院が雪乃に詰め寄る


「・・・はい。」


小さくうなずく


「ちょ、ちょっと何言ってんだよ!」


「坂内!お前、男のくせに往生際が悪いぞ!」


< 75 / 90 >

この作品をシェア

pagetop