if Infinity
「い、いや だって先生!俺、何も・・・」


慌てて否定する勇輝。だが


「え!? ひ、ひどい。。。子供ができたって分かったら、私の事捨てるんだ。。。。」


「坂内、お前最悪だな・・・」


「ちょ、なんで、そうなるんすか! 俺は無実だぁぁぁ~!!」


「なんちゃって」


「・・・。雪乃」


「何かしら?」


「毎度毎度、俺をおとしめるのはやめろ!!」


「あら、いいじゃない。楽しいし♪」


そう言って、背伸びして勇輝の前髪をすく、雪乃。


「で、結局お前ら何しに来たんだ?まさか、夫婦漫才で芸人になるとか言わないだろうな?」


伊集院の眼鏡がキラリと光る


「ばれました・・・?私達、芸人で食べて行こうって、真剣に考えてるんです。さっきのは、先生に私達の漫才を見てほしくって」


そう言う雪乃に伊集院が真剣な表情で言う。


「真剣なんだな?」


「はい、真剣ジャーです。ついでにM1で優勝します!私がマグナムで勇輝がソニックを使う予定です!」


「シンケンジャーって何だよ!! ついでにM1って言ったら漫才だろ!! 何で、ミニ四駆No1大会になってんだよ!! コバンザメ走法するぞコラ!!」


そう言って雪乃をはがいじめにする勇輝


「ヤア、ボクハユッキー!カレハ、ボクノトモダチノ ユウキオニイサンダヨ」


「なんで、腹話術の人形になってんだ!雪乃、お前キャラ崩壊し過ぎだ!」


「・・・。お前ら」


伊集院が口を開く


「な、なんすか先生?」


「ガチで漫才できるんじゃないか?」
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