if Infinity
「ぶっ お、俺はそんなつもりはねーっすよ!」


「・・・。さて、話が脱線したけど、先生?私達委員会の事で来たんです」


雪乃が本題に移る


「あ、ああ、委員会。てっきり、お前らが漫才やりたいって真剣に相談にきたものだとばかり思ってたぞ」


「もう、それは忘れてください! 雪乃も、もう話しそらすなよ!?」


勇輝が念を押す


「わかってるわ。それで、何の委員会が残ってますか?」


「ああ、ちょっと待ってくれ~? えっとぉ~生活委員会と保健委員だな。男子は生活と風紀だな」


「ふむ。先生、生活って具体的にはどんなことするんすか?」


勇輝が聞きなれない生活委員について質問する


「主に、学校の生活について見直し、みんなが生活しやすい環境を作る委員会だな。新しくできたやつだし、俺も詳しい事については何も知らん」


「んじゃ、風紀はどんなことするんスか?」


「風紀は毎朝校門で、風紀チェックだな。遅刻管理も風紀委員の仕事になる。ローテーションで朝、門に立つ順番決めてるみたいだな」


伊集院が説明すると雪乃が含み笑いで言う


「ふ~ん。朝に弱い勇輝向きじゃないw」


「雪乃はだまってろ!」


「あら、つれない」


そう言うと、雪乃は話を進める


「じゃあ、先生?私と勇輝は生活委員会へ決めるわ」


「えぇ!? 雪乃はもう、決まってるんじゃなかったのか?」


「私、そんな事1回も言ってないけど?」


「ほいほい、白瀧と坂内は生活なぁ。しっかし、最近お前ら仲が良いなぁ、付き合ってるのか?」


伊集院がニヤニヤしながら言う


「近々結婚する予定なんです♪」


雪乃が含み笑いではない笑顔を見せる
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