if Infinity
「で?残りの人、どうするんだ? この人たちってお前の知り合いなのか?」


クローゼットを開け、中に隠してあるアタッシュケースを取り出す勇輝


「えっとぉ~知り合いもいるし、そうじゃない人もいるかも」


ベッドから身体を起こし言う


「んで、どうするつもりなんだ?みんなをカプセルから出すのか?」



「そうねぇ~けど、今ここで出すといろいろまずくない?」


「そりゃ、まぁ、そうだよな、うん」


「で、しょぉ~?w」


「なんで得意気なんだよ。んじゃさ?この、アタッシュケースはハゲ山公園に捨ててきて良かったんじゃね?」


アタッシュケースを持ち上げ叩きながら言う


「そ、そうかも・・・。あ、でも お願いがあるんだけど・・・・。」


シャルロットがベッドから降り、アタッシュケースの所まで来る。


「・・・。嫌な予感がするがとりあえず言ってみろ」


「あのね?さっき、私の友達がその中にいるっていったじゃない?」


「あぁ」


「この家においてあげていい??」


「・・・。え?」


間抜けな声を出す勇輝にシャルロットが身を乗り出す


「だ、か、らぁ!!ここにおいてあげてほしいって言ってるのよ!」


「な、なんでそうなる! お前1人でもばれないか心配なのに、数増えちまったら余計にあぶねーだろ!」


「う、そうなんだけど・・・・。お願い>< 何でもするから!」


「何でもって言ってもだな・・・」


普段と違ったシャルロットの態度に戸惑う勇輝


「勇輝が望むなら今日から語尾に『にょ』ってつけても良いから!」
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